海外では、ホテルの部屋の所有権がパンフレットに固定利回りを書いた形で売られることがよくあります。約束された利回りは、部屋ではなく運営会社についての主張として受け止めてください。ベトナム・ダナンでは、Empire Groupが開発したCocobayが保証利回りの支払いを止めたと報じられ、C9 Hotelworksは2019年12月、この業界が「持続不可能な二桁の利回り」を約束してきたと警告しました。同じレポートは、プーケットで計画中のホテル供給の半分超がホテルレジデンスで、その多くが高い保証利回りを掲げているとしています。
米国のルールは逆方向です。マイアミのコンド仲介CondoBlackBookによると、デベロッパーはコンドホテルを投資ではなく不動産としてしか販売できず、SECが予測データの提示を制限しているため、新築の買い手は通常、稼働率や利回りの予測を受け取りません。オーナーの取り分は賃貸収入の35〜60%が一般的で、強いブランドの小さな取り分が弱いブランドの大きな取り分に勝つこともある、とも書いています。
日本の中古の部屋なら、約束された利回りの代わりに3つを求めてください。1つ目は直近2〜3年の実際の配当明細。収益はホテルに実績ができて初めて落ち着くからです。2つ目は運営契約:マスターリース、運営委託、収益分配のどれか、分配前に何が差し引かれるか、いつ見直せるか。3つ目は保証期間の長さと、終了後にどうなるかです。
危険信号:費用と税を引く前の、購入価格に対する利回りだけが示されている。保証の支払い元が部屋を売った会社と同じ。引き渡し後すぐに保証が切れる。何年も営業しているのに過去の配当実績がない。ホテルの賃貸借契約や運営契約を見る前に署名を急かされる。
Hotel Condo Marketは、運営会社や仲介会社が公表した配当実績だけを掲載し、利回りには「公表値」か「推定」かを明記しています。本ページは投資助言ではありません。