コンドテル(コンドホテル、ホテルコンドミニアムとも呼ばれます)は、ホテルの客室を個人のオーナーに販売するものです。日本では、普通のマンションと同じ区分所有の形で、登記された一室をそのまま所有します。オーナーが泊まらない日は、ホテルがその部屋をゲストに貸し出し、オーナーに賃料を支払います。
日本のコンドテルのしくみ
東急リゾートは、関係者を4者に分けて説明しています。オーナー、デベロッパー(売主)、客室を借り受けてオーナーに賃料を払い、清掃や修繕を担うホテル運営会社、そして運営会社の賃料計算をチェックするためにオーナーが別途契約する資産管理会社です。
購入時には、運営会社とのホテル賃貸借契約と、資産管理業務委託契約を結びます。売り出し中の部屋を買う場合は、所有権と2つの契約を売主から引き継ぎます。ホテル賃貸借契約を解約できない建物も多く、部屋は常にホテルの一部として運営されます。
コンドテル・タイムシェア・リゾート会員権の違い
エクシブやベイコート倶楽部のようなリゾート会員権は、建物の共有持分と、年間の決まった泊数の利用権を組み合わせたものです。予約はクラブを通して行い、自分の泊数を他人に貸すことはできず、年会費がかかります。タイムシェアも似ていて、特定の部屋ではなく、毎年一定期間の利用権を買う形です。
コンドテルは、登記された一室そのものです。会員権よりずっと高額ですが、ホテルの宿泊客から賃料収入を得られ、不動産として評価されます。買い手がクラブ会員権ではなく、マンションと比べて検討するのはこのためです。
持つためにかかる費用
オーナーは、一般のマンションと同じく管理費と修繕積立金を払い、さらにホテル運営や資産管理に関する費用と固定資産税がかかります。沖縄の売り出し物件では、通常の費用に加えて、月5,000〜13,000円ほどのホテル運営管理費が記載されていることがよくあります。費用の内訳は「ホテルコンドの維持費を項目ごとに解説」の記事で詳しく説明しています。
日本のコンドテルがある場所
東急リゾートによると、物件は沖縄に集中しており、ニセコ、ルスツ、白馬、軽井沢、箱根、京都でも増えています。ホテルコンドマーケットでは、これらのエリアで売り出し中の部屋を建物ごとにまとめ、すべての売り出し価格に掲載元のページを付けています。
外国人でも買える?
日本では、外国籍の個人が不動産を所有することに一般的な制限はなく、ホテルコンドの部屋も同じです。購入には、送金の手段、印鑑登録の代わりとなるサイン証明、登記を担当する司法書士が必要になるのが一般的です。非居住者に支払われる賃料は課税の扱いが異なるので、「賃料収入の受け取り方と、非居住者にかかる税金」の記事を確認してください。
買う前に確認したいこと
約束された利回りには注意してください。売主に過去2〜3年分の実際の配当明細を求め、ホテル賃貸借契約の期間と解約の条件を読み、まずは一般のゲストとして泊まってみることをおすすめします。収益は、ホテルの運営実績が数年たまってから安定します。